脚痩せの鍵
十人、人を使って経営するとともに、自分でも板前として長靴はいて調理場に立K静子さんちつづけ、寝る間も惜しむような二十数年でしたから。
体がいつも冷えていましたしね」糖尿病は体の深いところで多様な病気を静かに育てていくことから、沈黙の爆弾」といわれる。
Kさんの場合も、例外ではなかったようで、糖尿病が明らかになると同時に、次から次へとすでにつくられていたと思われる合併症が顕在化してきた。
S医大の眼科と内科で治療を受けている聞に、風呂で転倒し尾甑骨を骨折し、以後長く苦しめられることになる腰痛が始まる。
それをきっかけに、右目も眼底出血を起こし、大病院での検査、治療中に造影剤の影響で腎孟腎炎を発症。
血圧も80に上昇。
腎孟腎炎では担度必度の高熱が三日間もつづき、今夜が峠と言われて家族が集められたほどだった。
二ヵ月入院の後、地元千葉県では最も信頼度の高いといわれる鴨川の亀田総合病院に転院。
二ヵ月の入院治療で、血糖値と腎孟腎炎を改善させて退院。
腰痛はまだ残っていたため、地元の整体師や横浜の気功師の治療を受け、治療半年で少しは歩くことができるようになる。
しかし、より完全な治療で元通り仕事ができるようになりたくて、温泉病院に入院して腰痛にいいという理学療法を受ける。
ところが、治療で腰骨を下手にいじられたことで、かえって腰痛が悪化、再び歩けなくなる。
退院して今度は、冷え取り健康法(ジェットパスで背骨の両脇を温める)と指圧マッサージ、一日6〜7リットルの水飲みで全身が改善。
Kさんはその後、体の状態と相談しながら水飲み量を調節して、いまは一日6から7リットルくらい飲んでいるという。
ムクミがこない量の上限がこのくらいなのだという。
「腎臓の処理能力がそれだけ向上したということなんだと思います。
K博士には、まだ量が多過ぎるのでは、と言われますが、でもね、風呂に入るときに0・5リットルのボトルを一本抱いて入って、水が人肌くらいになったところで飲むと、上がるまでに二分の一以上は飲んでしまいますし、そうやって生活の中に組み入れると6、7は飲めちゃうんです」こうした大量水飲み健康法を始めて五ヵ月取材時点でKさんの症状は順次改善に向かっていた。
腰から下にハリで刺すような痛みがあったのが、二ヵ月半くらいで消失し始め、いまはほとんど感じなくなった。
検査で腰骨の歪みそのものは以前のままであることが判明しているが、腰痛は消え、水飲みの前は台所に十分も立っていられなかったのが、いまは三時間以上でも平気で調理をつづけられるようになった。
左目は網膜剥離で完全に見え、なくなったままだが、網膜症の段階にあった右目は相変わらず電車の運賃表の金額は見えないものの、大きなもののぼんやりした輪郭は見えるようになった。
糖尿については検査を受けていないが、疲労感が消失し、全身的な体調もとてもいいので、ことによれば血糖値の改善も起こっているかもしれない、とKさんは言うが、たしかなことはわからない。
肌が生き生きしきれいな色になり、シワが少なくなった。
便秘が長年つミついて悩みの種だったのが、毎日スムーズに排植されるようになった。
肩凝りがなくなった。
髪が黒くなってきた。
「糖尿病とわかって以来十二年、休みなくジワジワと体のあちこちで進行してきている実感があった合併症が、水飲みですべてストップした、ということが体感でわかって、肉体的にも精神的にもそれが私にとっては一番の喜びです。
数日前健康保険証を見て気付いたのですが、水飲みを開始して以来一回も使っていないんですよね。
十一年の聞に何回死にそこなったかわからないのに、水飲みくらいのことで、いまの自分が信じられない気持ち。
私は、辛いものだから、十二年間あらゆる健康法に手を出してきました。
みなそれなりにいいところはありましたけれど、どれも一部分についての効果でした。
だから、ある部分はよくなっても、今度は別の苦痛部分が気になり始める、ということで体全体としては楽になったという実感がないんです。
でも、水は、どつかの部分が、というよりは体全体が少しずつ調節されバランスを取り戻していくみたいな感じで、全体的にいい調子になっていくんです。
そして、その中で腰痛とか部分的な不調も改善されていくの。
これが私にはとても満足感と安心感を与えてくれたんだと思います。
水だから副作用もないしね」いろいろ試した末に、こんなに身近でいいものに気付いて幸せだ、力を取り戻しつつある日を、取材者のほうに向け微笑んだ。
とKさんはわずかに視便秘・湿疹シャドーボックス作家K佳子さん(回歳・長野県御代田町・東京)/一級建築士Aさんa歳)十年間センナを常用の果てにK明(侃歳)、住子(臼歳)夫妻は、一年の四分の三を長野県小諸の唐松林に建てた別荘に住み、冬の寒い時期だけ東京の家で生活する。
明さんは一級建築士で家具エ場の責任者であり、佳子さんはテレビ視聴率調査のニルセン社員と現代の先端で仕事に長年携わってきた。
二人は、もともと東京で暮らしてきたのだが、八年前佳子さんがリストラで会社を辞めシャドーボックス作家になったのを機に、現在のような優雅な生活スタイルに変えたのだった。
夫妻は二つの生活の場を移動するとき、必ず自然回帰生水器を持って動く。
ために、取り外し、取り付けが自らの手で簡単にできる方式にしてあるという。
自然回帰生水器を取り付けたのは、明さんの十年来の頭から足にまで及ぶひどい湿疹とアレルギー体質を何とかしたかったからだと佳子さんは語る。
「でも、最も大きい思恵を受けたのは、私のものすごい便秘症だったんです。
このお水のおかげで私は本当に助かりました」一週間排便がないことも普通だったというひどい便秘で、佳子さんは死ぬ苦しみを味わいつづけてきたという。
子どもを二人産んで以来のことだからもう何十年にもなる。
佳子さんはニルセンというテレビ視聴率を調査する会社で、長年ストレスの高い仕事をしてきた。
便秘にはストレスも関わりがあるといわれる。
佳子さんは週一、二回センナ(下剤として有効な植物生薬)を飲K明さん、佳子さん夫妻むことで、そのがんこな便秘をしのぐようになった。
とにかく無理やり出す。
低体温の出現センナを常用して十年目あたりから、体に異変が起こり始めた、という。
「週末になると決まって熱が出るようになったのです。
動けなくなって土・日は寝て過ごすことが多くなりました。
月曜日はぐったりしていて、会社では仮病じゃないかと噂されるようになって。
そんなある日曜日、体力がないのに掃除機をかけていたら、今度は、いきなり低体温」になってしまったのです。
出度しかないんです。
以後しょっちゅうその状態になる。
そのくらい体温が低下すると、めまいがし吐きます。
貧血状態になって起きてはいられなくなる。
当然仕事にも差し支えることになります。
最初原因がわからなくて怖くてね」そんなことが退職後もつづいていた最中の平成十二年十一月、佳子さんは自然回帰水と出会うことになる。
シャドーボックス(立体貼り絵)の個展を観にきた女性にその水のことを聞き、夫の湿疹にいいのではないか、と滞在中だった小諸の別荘に生水器を十日間の約束で借りた。
「すると主人より私の便秘にまず効果があったんです。
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